おいしいものには棘(トゲ)がある話
今年もあとわずかというタイミングで、私はこのブログを書いています。
12月26日に、私共の「伊田屋エステート」も仕事納めとなり、新年は1月5日から通常営業する運びとなっています。
今年は新しく伊田屋の名古屋支店「伊田屋エステート」ができた年で、私も試行錯誤しながらの毎日でした。
来年は飛躍の年にしなくてはと、決意を新たにしています。
さて、私の年末に起こったちょっとしたハプニングについて、ここでお話したいと思います。
私は令和元年に父を亡くし、令和2年に母を亡くしました。
そして今、私は両親が残してくれた家にひとりで住んでいます。
毎年お正月には、他県に住む姉と弟が帰省してくるので、いつも最低限の正月準備をして、姉たちを迎えるようにしています。
今年、我が家にちょっとした幸せな出来事がありました。
庭にある「八朔(はっさく)」の木が、大量に実を付けたのです。
この「八朔」は、おそらく父か母が植えたものでしょうが、私はよく知りませんでした。
そして今まで、この木が実を付けたところを見たことがありませんでした。
それが今年は大量に実を付けたのです。
なぜ今年に限って大量の実がなったのかはさておき、私はその実をちぎって食べたり、皮をお風呂に入れたりしました。
形の良い実をたくさん職場に持っていき、皆さんにもおすそ分けしたりしました。
そして、もう背が届く範囲の「八朔」はほとんど採りつくしましたが、まだまだ高い枝には、大きくておいしそうな実がたくさんなっています。
私は帰省してくる姉や弟にも「八朔」を食べてもらいたいと思いました。
世話になっている親戚にも届けたいと考えました。
そこで私は12月27日 お正月休みの初日の午前10時頃
「脚立」を取り出して、高いところになっている「八朔」を採り始めたのです。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、「八朔」のような「柑橘類」の木には、バラのような鋭い「棘(トゲ)」があります。
その棘は固く鋭く、服を切り裂き、身体にも刺さります。
私は「脚立」に登り、棘を避けながら、1個1個慎重に収穫していきました。
大きく実った「八朔」はずっしり重く、腰に着けたスーパーのレジ袋は、5個も入れればすぐに重くなってしまいます。
何度か袋がいっぱいになり、そのたび地上に降りました。
もう十分かと思いましたが、まだまだ高いところには大きな実がなっています。
私は最後にそれらを採ろうと「脚立」の一番高いところに登りました。
そのとき、「八朔の棘」が私の腕をグサリと刺したのです。
次の瞬間、私はバランスをくずし、「脚立」の一番高いところからまっさかさまに地面に落ちてしまいました。
まるでスローモーションのように地面が近づきました。
顎と胸をしたたか打ちました。
しばらく「息」が出来ませんでした。
もしかしたら、こんなふうにして、私は死ぬのかなと思いました。
しかし、私はまだ生きています。
おそらく「あばら骨」にひびが入っているのでしょう。
大きく息をするとびっくりするくらい痛いです。
寝る時も寝返りが打てません。せっかくのお正月休みなのに、どこへも行けません。
しかし、「あばら骨」は放っておいたら治るので、私は医者にも行かずお正月を迎えようとしています。
胸の痛みも慣れてしまえば忘れている時間も多くなりました。
死ぬ思いで収穫した「八朔」は、家で姉たちが来るのを待っています。
今年の「厄」は、これでぜんぶおしまいになって、来年は必ず良い年にしたいなと考えています。
皆様、よいお年をお迎えください。
コメント
お正月の間、ずっと痛くて困りましたが、今はもうほとんどよくなりました。
心配していただいてありがとうございました。