ある日の建築現場の話
伊田屋エステイトの母体である株式会社伊田屋(ITAYA HOME)は、長年住宅の設計、建築を手掛けてまいりました。
そこで、伊田屋の家は現場でどのようにして作られているか、ちょっと一部ご紹介したいと思います。
鉄筋コンクリートの「ベタ基礎」の上に「土台」が設置されています。
今日は「上棟」の日です。
棟梁(とうりょう)と呼ばれる大工さんを中心に、鳶の人、レッカーを動かす人、そのほか作業する人が10人前後、早朝より現場に集まります。
現場監督の合図で、一斉に仕事がスタートします。レッカーが次々と材料を吊り上げ、職人さんがそれを手際よくさばきます。柱や梁がみるみる組みあがっていきます。
仕事は各自連携して、ワンチームとして行われます。高いところの作業もありますが、安全第一に進めています。
お昼休みを取って、午後から2階や屋根が組みあがります。木材は「プレカット」といって工場から直送されてきます。木材同士の組み合わせも正確そのもので、強い軸組が出来上がっていきます。
こうしてまる1日、大勢の人のチームワークにより、家の骨組みが出来上がるのです。
お施主さんの中には、この時点で「御幣」という家の守り神をされる方もいて、その御幣を小屋裏の柱の高いところに括り付けます。
これはこの家に住む人の幸せを願っての古くからの風習です。
出来上がった骨組みは、ブルーシートできれいに覆い、雨や風の侵入を防ぎます。
そしてここから、大工さんの造作、床や壁、天井。サッシ窓や建具の取り付けなど、家をどんどん仕上げていくのです。
株式会社伊田屋では、いつもどこかで、こうした作業が行われているのです。

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